料理なんてほとんどしない外中也が、こんな漫画を紹介してみる。
レイコは、人の冷蔵庫の中をのぞくのが趣味という変わった女性。ケータリングというパーティ会場に出張して料理を提供する仕事をするレイコ。おいしい料理でお客様の胃袋を満たすと同時に、「冷蔵庫をのぞきたい」という自分の心を満たしている。
ある日、ケータリングの最中、依頼人の夫人が突如として行方不明に。その原因は冷蔵庫の中にあった……。
「わかるのよ。冷蔵庫を見ればね」
レイコの冷蔵庫プロファイリングで、依頼人夫婦の関係が明らかになっていく……。
![]() | 冷蔵庫探偵 1 (ゼノンコミックス) (2011/05/20) 遠藤 彩見、佐藤 いづみ 他 商品詳細を見る |
レイコは、人の冷蔵庫の中をのぞくのが趣味という変わった女性。ケータリングというパーティ会場に出張して料理を提供する仕事をするレイコ。おいしい料理でお客様の胃袋を満たすと同時に、「冷蔵庫をのぞきたい」という自分の心を満たしている。
ある日、ケータリングの最中、依頼人の夫人が突如として行方不明に。その原因は冷蔵庫の中にあった……。
「わかるのよ。冷蔵庫を見ればね」
レイコの冷蔵庫プロファイリングで、依頼人夫婦の関係が明らかになっていく……。
↑まず、ビビッドな色と、手触りのある質感の装丁が目を引く。デザインとしてはかなり面白いと思う。
プロファイリングミステリーは数あれど、冷蔵庫をモチーフにしたところが面白い。レイコはケータリングの先々でいろんな人と関わり、多くの人の冷蔵庫の中をプロファイルして、人間関係に新しいスパイスを加えていく。
また、相棒役として登場するリョウの存在も、物語によい味付けをしてくれている。リョウは捜査一課の刑事なのだが、まだまだ仕事ぶりは半人前。物事を的確に(冷蔵庫限定)プロファイルするレイコを慕うようになる。冷蔵庫のプロファイリングが始まるとシビアで辛口になるレイコに対し、リョウが優しい言葉で人々に接し、心を和ませていく。
佐藤いづみさんのイラストはまだまだ荒削りなところもあるように感じるけれど、シリアスになりすぎず、作品を暖かい物に仕上がっている。この手の作品は好き嫌いがあると思うし、絵もどちらかといえば女性向けなのだが、男性が見ても大丈夫そう。
掲載している新進気鋭の漫画雑誌、コミックゼノンでの今後の展開が気になるところだ。
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