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それぞれの胸に、それぞれの勇気を

夏はポケモン。な山本ちろぬです。
しかーし、今年はジブリも!!ということで
スタジオジブリ最新作品「借りぐらしのアリエッティ」のレビュー書かせていただきます。

原作はメアリー・ノートン「床下の小人たち」。
監督は米林宏昌さん。原画や作画監督を経て、ジブリ映画中、最年少監督に就任した。
「千と千尋の神隠し」に出てくるカオナシのモデルにもなったとのこと。

作品は病を抱えた少年・翔と小人の少女アリエッティとの交流を描いている。
翔は療養のため、訪れた祖母の家で、草むらに隠れるほど小さな人を見かける。
それは人間の物を少しづつ借り、生活しているアリエッティの姿だった。
翔の来た日、アリエッティは初めての「借り」をするのだが、再びに姿を見られてしまう。
優しく語り掛けてくるにアリエッティは戸惑う。
なぜなら人間に見られたら、小人はその家から出て行かなくてはいけないのだった。

物語は翔の祖母宅で展開される。
人間である翔にとっては、閉鎖された狭い空間だが、小人であるアリエッティにとっては、とても広い。
2人とも、それぞれの世界を持っていて、本当ならば交流する機会はない。
しかし「借り」を通して、世界が繋がっている。
生きとし生けるものすべて、無関係では決してないのだ。

草花や人の日常品で飾り立てた小人の部屋や明るい日の差す庭など、アリエッティの世界は色彩豊かである。
しかし、どこか物悲しさや切なさが伝わった。
そこには、アリエッティと翔の未来を覆う絶望感が漂っているからだろう。
アリエッティは父と母の3人で暮らし、自分たち以外の小人と会ったことはない。
両親がいなくなれば、彼女は1人で生きていかなくてはいけない。
翔は自分の死を覚悟し、達観している。
2人の共通点は、生きるために大きな勇気が必要というところだ。

それぞれの世界で、それぞれ生きていく。
その勇気を翔とアリエッティは互いの交流を通し、得ていく。
家を飛び出し、前を見据える2人。その行く先はまったく違う。
それでも2人にとって、大きく広がる可能性を、ラストの光景に見た。

勇気を持ち、目の前の世界に立ち向かわなくてはいけない。
私も私の人生や世界に立ち向かう、勇気を翔と小さなアリエッティからもらった。




派手な作品ではないので、物足りないと感じる方もいるかも。
でも、心がキュンとなったり、ほっこりなったり。
安心してオススメできる映画でした。
さすがジブリ。

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