Cre(クリエ)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

人形草紙 あやつり左近

外中也になった。最近僕ばかりじゃないって? 明日明後日あたりに、三ツ橋くんが何か書くって言ってたから今しばらく! お付き合いくだされ。

文楽(ぶんらく)人形遣いの主人公が活躍するミステリーマンガ『人形(からくり)草紙 あやつり左近』をご存知だろうか。

文楽というのは大阪で生まれ、日本が世界に誇る人形芝居。義大夫(ぎだゆう)さんの語りと三味線の伴奏に合わせ、人形が複雑な人間関係が絡み合ったドラマを人形が展開する。ちっちゃな子供に見せるよりも大人が楽しむための艶のあるストーリーとなっているものも多い。現在は世界無形文化財に指定されている。

ちなみに歌舞伎などがそうであるように、世襲制ではないので、健康的な男児でやる気さえあればこの世界に入ることができるんだよ。外も憧れたものだ。無理だったけど。

んで、このあやつり左近のアニメが特に好きだった。

人形(からくり)草紙あやつり左近 第1巻 [DVD]人形(からくり)草紙あやつり左近 第1巻 [DVD]
(2000/02/23)
緒方恵美くまいもとこ

商品詳細を見る

「人形遣いは人間遣い 腹話術は読心術 真似るのは声色だけでなくその内なる声」

普段はおとなしい美青年、橘左近(たちばなさこん)は祖父の言葉を繰り返す。人形遣いとしての資質を十分秘めている彼は、相棒である赤毛の童人形・右近(うこん)をあたかも生きているかのように繰る。

その腹話術と洞察力をもって、二人(一人と一体?)は妖しく哀しい事件の真相を解き明かしてゆく。左近と右近の行く先にはどのような事件が待ち構えているのか。


原作は写楽磨(シャラクマーロー)先生。『ヒカルの碁』や『DEATH NOTE -デスノート-』で作画を担当したイラストレーター小畑健(おばたたけし)先生が作画を担当している。

主人公の左近を『幽幽白書』の蔵馬(くらま)や『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ(いかりしんじ)など少年や美形男子の声で有名な緒方恵美(おばためぐみ)さん。右近を『シャーマンキング』のチョコラブ、『PAPUWA』のパプワ君など元気な男の子役に定評のあるくまいもとこさんが演じている。

腹話術で一人が二役をやっている(という設定)ため、二人が同時に発現することは少ない。だが掛け合いはテンポがよく、落ち着いた緒方さんの声に、くまいさんの聞いていると元気が出てくる声がお互いを引き立てあう。ストーリーには重たいテーマを背負ったものも多いけれど、左近と右近の会話だけでも、楽しむことが出来る。映像もとても丁寧に作りこまれていて写実的なのに神秘性を感じる雰囲気のあるものとなっていた。

アニメは、後半マンガと違うオリジナルの展開になっていて、古典芸能や各地の人形にまつわる物語が中心になっていく。この変更に賛否両論あると思うが、原作マンガが途中でタイムスリップしたり、ラストにハードボイルドを匂わせる作風になっていたことよりは落ち着いていて良かったと感じた。

また「左近は家を継ぐのか」「何故左近が一人遣いの人形である右近を遣うのか」というところにも迫っていく。確かに文楽人形には一人遣いの人形もあるのだけど(ツメ人形という)、現在は三人が一つの人形を遣う「三業一体(さんぎょういったい)」が基本。それなのに「右近が橘家にある理由」みたいなのが分かってすごく良かった。

最終話の終わり方も右近がいなくちゃダメって感じだった左近の成長が伺えて、じわっと心に残る。印象的だった。

外中也

それにしてもこの物語の世界で文楽はどれだけ人気なんだろう……人形遣いの方が東京の青山に屋敷構えてるってことはかなり、栄えてるよね? しかも大阪差し置いて東京で……よっぽど大きくなったんだな文楽(笑)

スポンサーサイト

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。