なるほどくんが主人公引退!? その事実でファンをビックリさせた、逆転裁判シリーズ第四弾。
逆裁といえば「成歩堂」だろ! という声も多いそうだが、僕的には新しい主人公、オドロキくんもなかなかの青年だと思うな。そりゃ好みでいうとなるほどくんだけどね! そんな感じでれびゅうしてみます。だが、4も実は半年以上後半をプレイしていないんだよねwww
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時代は、逆転裁判3から7年後。
「はいっ! オレ、大丈夫です!」
大きな声で答える弁護士・王泥喜法介(おどろきほうすけ)は弁護士界で最もクールと言われる牙流霧人(がりゅうきりひと)の元で勉強中の新人。牙流という師がいながら、依頼人からのたっての希望ということで始めて法廷に立つこととなる。その依頼人こそ、かつて法廷で奇跡の逆転劇を繰り広げてきた弁護士・成歩堂龍一だった。かつてのスーツ姿とは一変、無精ひげを生やし、やさぐれた雰囲気を醸し出す成歩堂。審議が始まってすぐ、彼は言った。
「事件については黙秘する」
逆転裁判4はこんな、とんでもない展開から始まる。毎回、1話目は分かりやすいレクチャーになっていて、あっという間に結論が出る……というのが3までのシステムだった。だが、今回はレクチャーありきの本編となっているため、甘く見ていると「ぎゃふん」と言わされてしまう。
またDSというハードの特徴を生かした機能が多く搭載されており、タッチペンでつついたり、息を吹きかけたり証拠品の角度を変えたり……といった操作が多い。実際に捜査をしているような感覚でプレイできる。これは楽しい。
そして新しく追加されたシステム「みぬく」。
なるほどくんが勾玉を使った「サイコ・ロック」を探偵パート中に使用して、証人の嘘を暴いていくのに対し「みぬく」は法廷パートの間に特定の場合のみ用いられ、証人の深層心理を見抜いていく。サイコ・ロックと違い、失敗してゲージが減っていくということはないが、使う部分が限られているのでちょっと寂しい気はする。
そのわりにストーリーのボリュームがすごく大きくて、思ったよりも時間がかかった。おかげで、クリアしたときの達成感はひとしお。
ちょっとシステムやストーリーに詰め込みすぎた感はあるが、一つ一つのエピソードに現代日本の法曹界が抱えている問題点も垣間見える。何より、裁判員制度を見越していたような展開、おそるべし。
外中也
